思い出との付き合い方
過去の恋愛を思い出して引きずっている自分が嫌。
そんな経験、ありますか?
次の恋愛に踏み出せない人もいるでしょう。
パートナーがいれば、浮気している訳ではないんだけど、罪悪感に駆られる事もあるでしょう。
なぜそのような葛藤が生まれるのでしょうか。
それは実際の過去と、自分が保存した思い出に誤差があるからです。
例えば、お付き合いしていれば喧嘩もするでしょう。別れたという事はどちらかが浮気したなんて事もありますし、禁じられた恋愛というパターンもあります。相手に嫌気がさしたりもあったでしょう。
しかし、過去の恋愛を振り返る時ってなんだか良い思い出ばかり思い出しませんか?
「あんな所行ったな」「2人で旅行したな」「こんな事してくれたな」など、まるで映画のワンシーンのように過去がよみがえってきます。
人間の脳というのは不思議で、過去の思い出は都合の良い部分しか思い出さないものです。嫌な思い出はデリートしちゃうんですね。
過去の事なので今はもっと大人になっています。だから嫌な思い出も自分の成長過程と共にあって良かった事と認識します。そうすると脳はより素敵な思い出として認識してしまう事があるんですね。
悪い事ではないです。
ただ、そう思っている事で今の恋愛に支障をきたしているのだとしたら、あまりよろしくないですよね。
だから、過去の思い出とは上手くお付き合いをしていく必要があるんです。
忘れろとは言いません。過去が今の自分を作っているのですから。
終わってしまったのには理由があります。
そこは受け止めるしかないのです。
今現在貴方がフリーなら、もっと素敵な出会いを信じて下さい。パートナーがいるのだとしたら、向き合うのは過去の恋愛ではなく今のパートナーです。過去出来なかった事も今なら出来るはずです。
過去はアルバムの様です。
ワンカットの写真が出てくるだけで楽しかった思い出だけがよみがえってきます。
その場にタイムスリップしたかのように気持ちが引き戻されます。
でも目に見える所に毎日置いてあったらなんだか場所をとって邪魔ですし、そういうのは本当にたまに見るからいいのです。だからいつもは押し入れの奥の方に入れておいて下さい。何処にしまったか覚えていない位でちょうどいいのです。
だから押し入れってごちゃごちゃしているのです。
どんなに部屋を綺麗にしていても押し入れはいつま経ってもすっきりしないものです。