病院
久々に救急外来に行きました。
お子さんがいる家庭なら、あるあるかと思いますが、子供が深夜に急に吐いてしまい急遽病院まで行く事に・・・
可哀想な事に胃腸炎との事でした。
仕方のない事ではありますが、自分の力ではどうする事も出来ないのを見ているとなかなか辛い物があります。
深夜の病院というのはとても静かで、医師や看護師の人数は当然少なくいつもの病院とは違った顔を見せます。
人々が寝静まっても休まる事のない病院は本当に大変だと思います。
薬剤師さんも夜中までお疲れの様子でした。
病院というのはとても難しい立場です。
病院は国営ではなく民間です。
いわばビジネスなのです。
にも関わらず、人の命を扱う場所であり病院以外に手術出来る場所はありません。
本来、命を救う事に利害関係なんてあってはいけないはずです。
しかし日本の病院は民間経営なので治療費が発生しないと病院は潰れてしまいます。
国が全ての医療費を負担してくれるわけではありませんから。
ですから病院の立ち位置ってとても難しいと思うんです。
“命はお金で買えるのか”
こんな寂しい議論が出るのもわからなくないですよね。
お金の心配なんかせずに、十分な医療が行き届く世の中になって欲しいと思います。